偏らない感性が良い家を造る

株式会社 原田工務店

2024年03月05日 12:00

語りの大井です。


先日の見学会で近所の方とお話をしたのですが
ご主人が建築のYouTubeを見られているのが好きとの事で、
色々と少しマニアックなお話でご主人と盛り上がってしまいました(笑)
終始楽しいお話でしたが、本当に皆さま色々な事を知ってらっしゃると関心してしまいました。
いつか、建築座談会でも開こうかな(笑)

前回のブログでは花粉症の悩みを皆さまと共有させていただきました(笑)
私事ですが、今年の花粉症の症状はかなりひどく、久しぶりに病院へ行って花粉症の薬を処方してもらったら、それから鼻詰まりもなく快適に生活ができるようになりました!
…いや、お伝えしたいのはそれではなく・・・
国策として、花粉の出ない木へ植え替えを進めていきます。そのなかで、私たち工務店としてしっかりと地元の木や国産の木を使いお家づくりができるように努力していきたいと思います。
皆さまもご協力ください!…(笑)

さて、自分の建築への感性が凝り固まってたな~って思うことが何回かありましたので、そんなお話をしたいと思います。

皆さま、住宅の仕様、特にその会社さんで持っている標準仕様ってなんであるのか…と、考えたことがありますか?

私は仕事上、原田工務店が造る新築住宅の標準仕様は何たるか?的なことばかり考えています。
情報を集めるにしても、物事を決めるにしても、その仕様が軸となり進めていくことが多いです。
確かに、自分たちが良いと思うことを軸に考えるのはとても良いことですが、私たち原田工務店は工務店として、造り手の会社として、「良い住宅を地域の皆さまへ提供したい」ということが本来の姿であるべきと考えることが、考え方も柔軟になり一番良い姿勢だと思います。

これは、住宅を検討されている皆さまにも言えることです。
情報をある程度収集し終わるとなんとなく、自分たちが使いたいものや工法などが頭の中で形になると思います。形になり始めると、なんとなく使いたいものや工法が軸になり、元々建てたかった「快適なお家」より○○を使ったお家や○○工法のお家が欲しくなってしまう…そんな感覚です。

○○を使ったや○○工法はあくまでもプロセスの一つですから、ここを軸として考えてしまうとそれ以上の大胆な発想は出てこなくなってしまうのですね。
その結果、私なんかは凝り固まった意見の方向から物事を見始めてしまい、なぜこれがダメなのか?的な情報を集め始めてしまいます。
なぜなら、その仕様や工法を正当化させるための自己満足を得たいと思ってしまうからです。この側面から、こんな条件の情報ないかな…的にです(笑)

最近、改めて考えるとそんな状態になっていましたね(笑)
そんな時に、とある設計士さんと住宅の仕様について話をさせていただく機会がありました。
私が、これはNG、これはどうだろう?と偏屈をこねていると、「どちらの意見も正解でどちらにもメリット・デメリットがあり、どちらもその住宅を良くするための手法ですよね」って。

そうでした!
一つの目的に対して、さまざまなアプローチの中からベストを探していく。
最終的にはコストしかり、施工しかり、性能しかりですが、一番のベストはどんな方法なのか?をフラットな状態で考えた方が良いに決まってますよね。
その結果、私は「その方法もありますよね!」と答えていました。

建築の世界もそうですが、完全なる方法というものは存在しません。
その中で各自が良いと思う方法を経験や情報から導きだすことになるのですが、最近の私のように凝り固まってしまうと、より良くする可能性を小さくしてしまうのです。視野が狭くなってしまうのですね。

そんなスッキリした頭で、改めてこの地域にどんな快適なお家を造ることができるか…を目的に、いろいろと勉強をしていこうと思います。
皆さまも、『ゴールは快適な生活』というところを意識しながら、感性を柔軟に検討されるようにしてみてください!
きっと良いお家づくりができるはずです!








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