投稿日:2021年09月21日
熱が伝わりやすいか?伝わりにくいか?
カテゴリー │ まっちの語り部屋
語りの大井です。
先週のお休みは次男とお家でゲーム三昧・・・
先週のお休みは次男とお家でゲーム三昧・・・
出かける所も無く、お家時間を過ごしていたのですが
スイッチで「マインクラフト」と言うゲームをしました。
プレステ2迄しか経験の無い僕にとって操作が複雑すぎて
あっちに行ったりこっちに行ったりと、てんやわんや(笑)
5才の次男にかなりダメ出しされました・・・
悔しいですが、これが現実です(笑)
夜な夜な練習しようか迷っています・・・
前回のブログでは、夏に活躍したサーキュレーターは冬も使えるので片付けずに有効的に使ってほしいとお伝えしました。
上に溜まってしまう暖かい空気をしっかりと撹拌して、快適に冬を過ごしてくださいね。
さて、今回のブログですが、冬の寒さについて皆様も気になるところをお伝えできればと思います。
SWEET HOMEでは床板に無垢材を標準仕様にしているので、見学会などでよくお客様から聞かれる質問です。
「無垢の床って暖かいですか?」
皆様も意外と気にされているかと思います。
世間一般的に「無垢の床板=暖かい」とされていますので、本当かどうか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この質問は、家づくりにとってもとても大切な考え方の入口だと言ってもよいかと思います。
この良い質問について考えていきましょう!
無垢材と一般的なフローリングでは、数値的に見ても無垢材の方が暖かく感じやすいのは間違いありません。
そもそも、熱の動きは「熱い➡冷たい」に動いていくのですが、この熱の伝わりやすさを数値にしたのが「熱伝導率」です。
データは様々ありますが、一般的に天然木は0.1~0.12くらいかと思います。
それに対してフローリングは0.2程度と言われています。
熱伝導率は数値が大きいほど不利になりますので、天然木の2倍程度フローリングは熱を伝えやすい材料といえます。
ざっくり言ってしまうと、天然木よりフローリングの方が倍ぐらいの熱が移動するため、足が触れた時にヒヤッとしやすいということです。
イメージしやすいのは金属ですね。
木と鉄が同じ表面温度でおいてあったとしても、鉄を触ると冷たく感じるとイメージできると思います。鉄の熱伝導率は80くらいでしょうから、木に比べて約800倍、熱が伝わりやすいといえます。
鉄と比べてしまうと、2倍が薄れてしまいますが無垢などの天然木にはそれだけの効果があるといえることになると思います。
それでは、この質問をもう少し深堀していきます。
この考え方がなぜ家づくりにとても大切か?というところです。
熱の伝わりに関係ある物…それは断熱です。
以前のブログでは、断熱材は種類だけではなく厚みも大切とお伝えしましたが、断熱材を薄くするためにはこの熱伝導率が良い物(熱を伝えにくい物)を選ぶ必要があります。
これを考える時にとてもわかりやすい所が一つあります。
それはサッシ(窓)です。
なぜ、サッシがわかりやすいか?と言うよりは気にしなくてはいけないのか?
それは、サッシの材料にはアルミ(金属)と樹脂(プラスチック)があるからなのです。無垢の床板のように数値を両材料で比べてみるとこんな感じになります。
アルミの熱伝導率は約200です。それに対して樹脂の熱伝導率は約0.17となります。
数値の単位が違うので、わかりやすいのですが…先ほどの木と鉄以上に数値が違います。その差は何と…1176倍にもなります。
違いすぎてよく分からなくなりませんか?
この二つを同じ熱の伝わり方にするためには、アルミを1176㎜(約1m18cm)に対して、樹脂は1㎜となるのです。これだけの違いがサッシ(窓)には隠れていたのです。まさか、家の窓をそんな厚みにすることは出来ませんしね。
材料を検討するとても大切な一部と言えると思います。
断熱材でも同じことが言えます。
それぞれの断熱材は熱の伝わり方が違いますから、住宅内に熱の影響を与えないために伝わりやすい材料は厚くし、伝わりにくい材料は薄くても効果が期待できると設計していくわけです。
断熱材の数値の違いは0.05とか0.03とかですので、まだまだ厚みで検討できる部分も多いですが、そんな対応ができない部分もあるということをしっかりと意識すると良いですね。
家づくりの中では、床板の暖かさも大事ですが、前回のブログの様に冷やされてしまう部分があることで、コールドドラフトなどの現象が起きてしまい、より床付近を冷たくしてしまいますから、床の事から視野を広げて対策が出来るようにすると良いですね。
前回のブログでは、夏に活躍したサーキュレーターは冬も使えるので片付けずに有効的に使ってほしいとお伝えしました。
上に溜まってしまう暖かい空気をしっかりと撹拌して、快適に冬を過ごしてくださいね。
さて、今回のブログですが、冬の寒さについて皆様も気になるところをお伝えできればと思います。
SWEET HOMEでは床板に無垢材を標準仕様にしているので、見学会などでよくお客様から聞かれる質問です。
「無垢の床って暖かいですか?」
皆様も意外と気にされているかと思います。
世間一般的に「無垢の床板=暖かい」とされていますので、本当かどうか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この質問は、家づくりにとってもとても大切な考え方の入口だと言ってもよいかと思います。
この良い質問について考えていきましょう!
無垢材と一般的なフローリングでは、数値的に見ても無垢材の方が暖かく感じやすいのは間違いありません。
そもそも、熱の動きは「熱い➡冷たい」に動いていくのですが、この熱の伝わりやすさを数値にしたのが「熱伝導率」です。
データは様々ありますが、一般的に天然木は0.1~0.12くらいかと思います。
それに対してフローリングは0.2程度と言われています。
熱伝導率は数値が大きいほど不利になりますので、天然木の2倍程度フローリングは熱を伝えやすい材料といえます。
ざっくり言ってしまうと、天然木よりフローリングの方が倍ぐらいの熱が移動するため、足が触れた時にヒヤッとしやすいということです。
イメージしやすいのは金属ですね。
木と鉄が同じ表面温度でおいてあったとしても、鉄を触ると冷たく感じるとイメージできると思います。鉄の熱伝導率は80くらいでしょうから、木に比べて約800倍、熱が伝わりやすいといえます。
鉄と比べてしまうと、2倍が薄れてしまいますが無垢などの天然木にはそれだけの効果があるといえることになると思います。
それでは、この質問をもう少し深堀していきます。
この考え方がなぜ家づくりにとても大切か?というところです。
熱の伝わりに関係ある物…それは断熱です。
以前のブログでは、断熱材は種類だけではなく厚みも大切とお伝えしましたが、断熱材を薄くするためにはこの熱伝導率が良い物(熱を伝えにくい物)を選ぶ必要があります。
これを考える時にとてもわかりやすい所が一つあります。
それはサッシ(窓)です。
なぜ、サッシがわかりやすいか?と言うよりは気にしなくてはいけないのか?
それは、サッシの材料にはアルミ(金属)と樹脂(プラスチック)があるからなのです。無垢の床板のように数値を両材料で比べてみるとこんな感じになります。
アルミの熱伝導率は約200です。それに対して樹脂の熱伝導率は約0.17となります。
数値の単位が違うので、わかりやすいのですが…先ほどの木と鉄以上に数値が違います。その差は何と…1176倍にもなります。
違いすぎてよく分からなくなりませんか?
この二つを同じ熱の伝わり方にするためには、アルミを1176㎜(約1m18cm)に対して、樹脂は1㎜となるのです。これだけの違いがサッシ(窓)には隠れていたのです。まさか、家の窓をそんな厚みにすることは出来ませんしね。
材料を検討するとても大切な一部と言えると思います。
断熱材でも同じことが言えます。
それぞれの断熱材は熱の伝わり方が違いますから、住宅内に熱の影響を与えないために伝わりやすい材料は厚くし、伝わりにくい材料は薄くても効果が期待できると設計していくわけです。
断熱材の数値の違いは0.05とか0.03とかですので、まだまだ厚みで検討できる部分も多いですが、そんな対応ができない部分もあるということをしっかりと意識すると良いですね。
家づくりの中では、床板の暖かさも大事ですが、前回のブログの様に冷やされてしまう部分があることで、コールドドラフトなどの現象が起きてしまい、より床付近を冷たくしてしまいますから、床の事から視野を広げて対策が出来るようにすると良いですね。