語りの大井です。
長男が古河遠征から無事に帰ってきました。
6試合あった行ったのですが、1勝もできませんでした…
かなり強かったようです(笑)
でも、遠征でみんな仲良くなったみたいなので、これからが楽しみです!
「GX志向型住宅を建てるな!」
えっ!?どうしたの急に!?と思うようなセミナー案内が送られてきました。
GX志向型住宅は、今年度一番注目度の高い住宅仕様だよね??と…
しかも、このセミナーを主催している団体さんは、かなりの高性能住宅を推進している方たちの集まりですから、より内容が気になっていました。
内容を聞いてみると「補助金目当てのGX」には意味がなく、「快適に住む基準=GX志向型住宅ではない」との話から始まり…
そもそも今回の補助金をもらうためにGX志向型住宅にトライする(実績がないのにできると言ってしまう)のは、危険な行為だということでした。
確かに、私たち原田工務店も決して「GX志向型住宅」が目的で今の住宅仕様を造ってきたわけではありませんし、今回の補助金は私たちが造ってきた住宅がGXの補助金基準に合致していた…と言えます。言葉はけっこう厳しい感じではありますが、共感する部分は確かにあるかなと聞いていました。
厳しい言葉のなかには「内部結露への理解」なども含まれていました。
GX志向型住宅では高性能になれば検討するべき「結露対策」への規定がないため、性能値が満足しているというだけでしっかりとリスクを設計した住宅にならないとの話も出てきました。もちろん気密についての言及もないと…
これも共感してしまう部分ではありましたね。
省エネ基準には「結露によって構造躯体の耐久性が低下しないように」となっていますが、「結露を検討した資料を提出」とはなっていません。適切な断熱・防湿層・通気層があれば、根拠がなくても住宅を建てることができるのです。
ちなみに、この地域でよく使われる発泡ウレタンは結露計算を行うと壁の構成をしっかりと計画しなくては「結露」判定が出てしまいます。
断熱性能だけ追いかける過程では結露判定などの検討は行いませんから、確かにセミナーの内容通りでGXはできたけども…みたいな住宅になってしまうよね…と思うところでした。
よい断熱・よい設備・創エネ…
今どきの住宅には間違いありませんが、そもそもの基本である丈夫で長持ちする造りとは少しかけ離れたことをしてしまう可能性がありますね。
この団体さんもおっしゃっていましたが「私たちは10年以上もこの基準を超えて家づくりをしてきた」と。補助金が目的ではなく、快適に住まえるための住宅だったとのこと…。
確かに!
妙な納得感はありましたね。でも、私自身はこのような補助金にしっかりと向き合い、日本の住宅自体のレベルが押しあがることは大賛成です。
誰しも最初からGXなんてレベルでは家づくりはしていないはず(長年住宅を建築されている方)ですし、私たちも長期優良住宅は補助金の後押しをいただきながら進めてきました。試行錯誤を行った経験があります。今思えば、最初はかなりオーバースペックだったなと(笑)それもまた経験ではありますね。
いろいろな考え方はありますが、私はやっぱりGX志向型補助金はしっかりと使うべきだと思います。
皆さんもぜひ、信頼できる工務店と一緒に現時点での最先端の住宅を検討してみてください!