投稿日:2020年07月01日
木造住宅はシロアリに弱いの? その1
語りの大井です。

前回は、住宅の基礎について語りました。
頑丈な基礎とは、布基礎とベタ基礎の比較ではなく、ベタ基礎の特徴を知った上で、より工夫されている基礎がよいとのことをお伝えしました。
今回は、これまた地面のお話になってしまいますが・・・
「シロアリ対策について」です。
木造住宅=シロアリが心配と言う方も多いかと思いますが、決してそんなことではありません。
私たち原田工務店のシロアリ対策について少し考えていきます。
まず知っていただきたいのは、木造住宅はシロアリに弱いということではなく、シロアリによる被害が及ぶと危険だということです。
だからこそ木造住宅を造る建築会社は、シロアリ対策についてしっかりと取り組んでいかなくてはいけないのです。
それでは少し、シロアリの特徴を考えていきたいと思います。
日本のシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリが代表的で、ヤマトシロアリは数万頭、イエシロアリは百万頭というコロニー(巣)を形成するといわれています。
また、光と乾燥が苦手とされていますが、蟻道を作ることによりその悪条件を避けることができます。
また、生息地としてヤマトシロアリは北海道でも確認されていることから、どの地域にも生息をしていると考えられています。そして、木などに含まれるセルロースという繊維を好むため、木造住宅=シロアリが付くというイメージがついています。
また、断熱材等も好む傾向があり、基礎断熱工法はシロアリに弱いという原因にもなっています。
では、現在の住宅事情からシロアリを考えましょう。
シロアリ被害が格段に減った原因としては住宅のベタ基礎化が考えられます。
土がむき出しだったり木製の束で床下を構成していた頃を考えれば、コンクリートで覆ってしまうベタ基礎になっただけでリスクが激減することはとても分かりやすいことですね。
シロアリ保証をしている某メーカーとの話でも、これが9割ぐらいは影響しているというくらいですから間違いのない原因の一つと考えます。
近年、原因と考えられる進入路としては配管部や玄関部分、勝手口などの部分が大半を占めているのが現実です。
そのことから、木造住宅はシロアリに弱いとはいえなくなってきていると私は考えます。
構造として対応できることは強化であり、弱点を補いリスクを少なく抑えることができる一つの方法であると思います。
しかし、シロアリ対策としてはこれが万全ではないと前回のベタ基礎の記事でも少しお話をさせていただきましたが、大半のリスクはベタ基礎によって抑えることができますが、本当の対策という意味ではここからの考え方がとても重要であると考えています。
長くなりますので、続きはまた次回に!

前回は、住宅の基礎について語りました。
頑丈な基礎とは、布基礎とベタ基礎の比較ではなく、ベタ基礎の特徴を知った上で、より工夫されている基礎がよいとのことをお伝えしました。
今回は、これまた地面のお話になってしまいますが・・・
「シロアリ対策について」です。
木造住宅=シロアリが心配と言う方も多いかと思いますが、決してそんなことではありません。
私たち原田工務店のシロアリ対策について少し考えていきます。
まず知っていただきたいのは、木造住宅はシロアリに弱いということではなく、シロアリによる被害が及ぶと危険だということです。
だからこそ木造住宅を造る建築会社は、シロアリ対策についてしっかりと取り組んでいかなくてはいけないのです。
それでは少し、シロアリの特徴を考えていきたいと思います。
日本のシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリが代表的で、ヤマトシロアリは数万頭、イエシロアリは百万頭というコロニー(巣)を形成するといわれています。
また、光と乾燥が苦手とされていますが、蟻道を作ることによりその悪条件を避けることができます。
また、生息地としてヤマトシロアリは北海道でも確認されていることから、どの地域にも生息をしていると考えられています。そして、木などに含まれるセルロースという繊維を好むため、木造住宅=シロアリが付くというイメージがついています。
また、断熱材等も好む傾向があり、基礎断熱工法はシロアリに弱いという原因にもなっています。
では、現在の住宅事情からシロアリを考えましょう。
シロアリ被害が格段に減った原因としては住宅のベタ基礎化が考えられます。
土がむき出しだったり木製の束で床下を構成していた頃を考えれば、コンクリートで覆ってしまうベタ基礎になっただけでリスクが激減することはとても分かりやすいことですね。
シロアリ保証をしている某メーカーとの話でも、これが9割ぐらいは影響しているというくらいですから間違いのない原因の一つと考えます。
近年、原因と考えられる進入路としては配管部や玄関部分、勝手口などの部分が大半を占めているのが現実です。
そのことから、木造住宅はシロアリに弱いとはいえなくなってきていると私は考えます。
構造として対応できることは強化であり、弱点を補いリスクを少なく抑えることができる一つの方法であると思います。
しかし、シロアリ対策としてはこれが万全ではないと前回のベタ基礎の記事でも少しお話をさせていただきましたが、大半のリスクはベタ基礎によって抑えることができますが、本当の対策という意味ではここからの考え方がとても重要であると考えています。
長くなりますので、続きはまた次回に!
