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投稿日:2025年01月21日

設計図ではわからない情報

 

カテゴリー │ まっちの語り部屋

語りの大井です。

設計図ではわからない情報

先週、長男が中学からお世話になるサッカークラブの説明会へ行ってきました。
クラブの方針から活動スケジュールなどなど、いろいろとありました。
改めて、がんばり所ですね。がんばりましょう!

先週の金曜日1月17日で、阪神淡路大震災から30年の月日が経ちます。
当時、私は小学5年生でしたが、その被害の大きさに恐怖していたことを思い出します。

阪神淡路大震災は、その後の耐震基準にも影響を与えており、以前ブログで紹介しました瓦屋根のガイドライン工法などもこの震災から災害対策として基準が作られているほど大災害だったということが分かります。
また、現在の耐震診断や耐震補強に対しての補助が出るようになったのも、この阪神淡路大震災後のことです。

さまざまな建築の基準や対策に影響を与えた地震ではありましたが、この当時の調査によって耐震性の他に建物の倒壊などに「シロアリの被害など」が強く関係していたことが分かっています。

(出典元:日本建築学会近畿支部「兵庫県南部地震による木造家屋被害に対する蟻害・腐朽の影響」1995年7月)
調査結果によると、震度7を記録した地域でシロアリ被害・腐朽が確認された58棟のうち、全壊被害にあった住宅は75.9%でした。
一方でシロアリ被害や老朽が見られなかった144棟の住宅では全壊38.2%…シロアリ被害を受けている住宅ほど全壊になる割合が多くなっています。
また、この資料からはシロアリ被害と地震相関関係があるということが示されています。

先週のブログで、今年の4月から変わる確認申請について影響がある工事がないか?…耐震補強以外にも確認しておくことをお勧めしましたが、このシロアリ被害についても同じことが言えます。
当然ですが、被害状況は図面だけでは把握はできませんので必ず現地調査が必要になります。

近年の住宅はベタ基礎になり、シロアリの被害は劇的に少なくなっていると思います。
ただし、高気密高断熱住宅が普及しているためシロアリが侵入してしまうことで、年中活動しやすい暖かい環境だとも言われますが…そのため侵入させないことはとても大切になっています。

話が少し反れてしまいましたが、耐震補強を検討する住宅では大半のお家は布基礎だと思いますのでシロアリ対策はより重要です。
耐震性をしっかりと高めることが一番大切ですが、今現状のお家がどんな状態なのか?をしっかりと知ることもとても大切です。

私たち原田工務店は新築工事でもシロアリ対策についてできることをしっかりと考えています。
耐震補強でもシロアリ被害などの確認をしっかりとして、より安全で安心な耐震補強ができるようにと心掛けています。
私たちは地場の工務店として、地域の皆様がより安心して住まえるように、日々いろいろな情報や工法を勉強し、ご提案できるようにがんばります!

耐震補強のご相談はぜひ原田工務店へ!


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